二〇一六年

一月一日


一年の始まりの日に

或歩手記

(アルフ手記)始動


アルフという呼び名を二〇一三年に頂き

今年で三年目


二〇一四年の夏に乗った

ピースボートという船旅から

人生の楫が

大きく変わって日本に向き

僕が今

目指している姿としては

"百姓"

が一番近い姿であると思っている





百姓と言っても=農業に従事する

だけではなく

染めものなどの手仕事や




田畑を耕し米や農作物を育てること


林に入って山の仕事をしたり




更には

仕事や生活で使う道具などを

自給すること




自給自足の生活に近い形


つまりは

百の仕事

を熟す人、という意味で

僕は百姓を捉えている


なので

僕が百姓と言ったら

そういうこと!

と認識しておいてくださると

嬉しい


"何故、百姓なのか…"


ピースボートに乗るまでの僕は

海外で仕事がしたい

国際貢献や世界の様々な問題

に取り組みたいと

考えながら生きていた


自分の目や耳、身体で世界の問題

海外の様子を見て体感し

それぞれについて仲間と考えた


実際に現場を訪れて

日本に帰ってきた時の自分の気持ちは

母国の日本を

知らずに世界を救うことが

果たしてできるのか?


そもそも日本のこと

どれだけ知っているのか

海外の人たちに説明できるのか

…自信が無かった


それから

自身の気持ちの楫(舵)は日本にシフト

世界的な問題は

日本でも起きていることだ


日本の問題…


いろいろと調べながら

地域に入るなどして、見つけた


第一次産業系の仕事の衰退


ここにフォーカスして

自分の軸を置いた


第一次産業の仕事はどれも魅力的で

やりたいものは増え

その他にも掻い摘みながらの

生活ができないだろうかと

欲張った考えを膨らましていた


それを望んだって

今ある仕事にそんなものはない

って思った


だから歴史を遡っていった


そしたら

追い求めていた姿があった


百姓

その言葉が浮かんだ瞬間

鳥肌がスワッと立った


これが僕の百姓を夢見るまでの過程


また、百姓だけども

百笑

でもありたい

多く笑い、多くの笑顔を生み出す

存在として




現在は大学に

五年間(内休学二年)

在籍しながら専門の法律に拘らず

百姓の勉強や

地域づくり、社会起業家に関わる

イベントへ参加するなど


自身のアンテナに従って動いている

といった状況で


今年一年は

決断や経験、健康第一

など頭文字に「」が付く

ことを成していきたい




ということで

長くなりましたが

継続して

「或歩手記」

書き続け、読み続けられるよう

無理せず、緩く

やっていきたいと思っております


それでは

また会う日まで

よい正月をお過ごしください


アルフ